清泉女子大学

土曜自由大学

本学の「人文科学研究所」「キリスト教文化研究所」と「品川区」が共催で、春は5月、秋は10月に3週連続土曜日に行っている無料の公開講座です。各分野の専門家の講義を一般の方に聴いていただこうという趣旨の講座です。品川区を通じてお申し込みいただけます。ぜひご参加ください。

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第28回土曜自由大学(秋のコース)プログラム

10/910/1610/23の土曜日(全3回)
総合テーマ:「巡礼」
10月9日(土)  
  ※初日は午後1時10分より開講式がございます。
開講式挨拶: 清泉女子大学 キリスト教文化研究所長 有光 隆司
時  間: 午後1時20分~2時40分
テ ― マ: 平和の巡礼者ヨハネ・パウロ2世
講演要旨: 20世紀最後の教皇として選出されたポーランド出身のヨハネ・パウロ2世は「平和の巡礼者」とも呼ばれるほど、世界各地に平和のメッセージを運んだ。清泉女子大学創立60周年のテーマと重ね合わせて、ヨハネ・パウロ2世のヒロシマへの巡礼と平和アピールを想起し、その生涯と足跡を辿ることにより、今、私たちも「平和のために働く者」となるための励ましを受けたい。
講  師: 清泉女子大学理事長・キリスト教文化研究所教授
塩谷 惇子(しおや じゅんこ)
略  歴: 上智大学ドイツ文学科卒業後、聖心侍女修道会に入会。その後、神学を上智大学大学院およびローマのグレゴリアナ大学にて修め、キリスト教教父を専門とする。現在は諸宗教間対話と多文化共生社会を模索。
時  間: 午後2時50分~4時10分
テ ― マ: ひとはなぜ巡礼に出たのか―中世ドイツを例にとって―
講演要旨: ヨーロッパ巡礼の歴史は古代まで遡りますが、講演では、聖人の墓や遺骸を訪ねる中世盛期の巡礼、また主にマリア像を崇敬の対象とした中世末期の巡礼の二つのタイプを例に取り上げて、人はなぜ巡礼地へと向かったのか、信仰、奇跡など、人を動かした力とその背景についてお話します。また版画や写真の画像を用いて、巡礼地がどのようなところだったのか、あわせてご紹介したいと思います。
講  師: 上智大学 外国語学部ドイツ語学科非常勤講師
猪刈 由紀(いかり ゆき)
略  歴: 東京都生まれ。上智大学英語学科卒業、京都大学大学院文学研究科修士課程(西洋史専攻)修了後、ドイツ・ボン大学博士課程(中近世史専攻)に留学。10年間の滞在中に文書館にて古文書資料を収集。2006年博士論文「都市ケルンと巡礼制度 中世末から啓蒙期まで」をボン大学に提出。2008年より上智大学非常勤講師。

10月16日(土)  
時  間: 午後1時20分~2時40分
テ ― マ: 日本の巡礼歌
講演要旨: 日本には様々な神仏の霊場があり、それらを順に回っていく巡礼という信仰の形態がみられます。その霊場毎にうたわれる歌が巡礼歌、ご詠歌ともいわれるものです。その記録は中世後半にすでにあり、江戸前半には西国三十三ヶ所や板東三十三ヶ所にかかわる巡礼歌が出版されるなど、一般に浸透していく様子がうかがえます。それらの詞章を紹介しながら、その淵源をたどり、歌うことと信仰との関わりについて考えていきます。
講  師: 清泉女子大学 日本語日本文学科専任講師
姫野 敦子(ひめの あつこ)
略  歴: 宮崎県出身。高校時代に少女漫画・新聞などを通じて日本の古い流行歌・中世小歌に興味をもつ。東京大学文学部在学中から大学院にかけて、中世の歌謡、特に『閑吟集』『宗安小歌集』を中心に学ぶ。中世歌謡研究会、日本歌謡学会での活動を通じて、中世の文学と音楽との関わりについて考えている。
時  間: 午後2時50分~4時10分
テ ― マ: チョーサー『カンタベリー物語』にみる巡礼の聖と俗
講演要旨: イギリス ケント州のカンタベリー大聖堂は、英国国教会の総本山である。12世紀に、トマス・ア・ベケット大司教がこの大聖堂で暗殺された。中世イギリスでは、この聖人殉教の地へ、全国の善男善女が続々と巡礼におとずれた。
チョーサーの「カンタベリー物語」は旅の往還に退屈の慰めにと語る巡礼達の物語集。29人の巡礼者の身分、職業は多種多様、彼等の語るお話も聖俗卑さまざまである。一巻の人生絵巻、中世社会のパノラマであるこの作品を覗いてみようと思う。
講  師: 大妻女子大学名誉教授
斉藤 恵子(さいとう けいこ)
略  歴: お茶の水女子大学と東京大学で英文学、比較文学、比較文化等を学ぶ。共立女子大学と大妻女子大学で30年間、英語を中心にいくつかの科目を教えてきた。特に大妻では比較文化という学部だったので、聖書やキリスト教をいろいろな角度から度々とりあげた。

10月23日(土)  
時  間: 午後1時20分~2時40分
テ ― マ: 児童文学と旅―旅路の果て―
講演要旨: 英米児童文学史をふり返ると、「旅」を主題とした作品が少なくないことに気づかされます。多様性に富む旅が描かれる児童文学の殆どが、優れたファンタジー作品です。中でも異彩を放つのは、J. R. R. トールキンが描いた、ただ1つの指輪を「捨てに行く」旅でしょう。20世紀ファンタジーの最高傑作といわれるトールキンの『指輪物語』を中心に、児童文学における旅について考えてみたいと思います。
講  師: 清泉女子大学 英語英文学科准教授
笹田 裕子(ささだ ひろこ)
略  歴: 大阪府生まれ。清泉女子大学文学部英文学科卒業後、数々の名作ファンタジーを生み出した国イギリスで学ぶため、ウォーリック大学大学院へ留学。児童文学研究科にてMA取得。帰国後、清泉女子大学大学院人文学専攻博士課程へ第一期生として入学し、博士号取得。現在本学にて、英米児童文学に関する科目を担当。
時  間: 午後2時50分~4時10分
テ ― マ: 孔子と信教集団
講演要旨: 孔子の教えとしての儒教を世俗的な倫理・道徳を説くものと考える人も多いし、そうではなく、天に対する濃い祈りの信仰を有するものと捉える人もいる。このように儒教が宗教であるか否かという、いわゆる近代的な宗教学から見れば、不可解な立場に立つ儒教に、祈りの行為の一つの頂点とも言える「巡礼」行為に当るものがあるのかないのか、それを「孔子とその弟子たち」によって成立している世界で初めての私立学校「孔子学園集団」の内容の中に探ってみようと考えている。但し、あまり見通しはない。
講  師: 清泉女子大学 文化史学科教授
春日井 明(かすがい あきら)
略  歴: 中国古代史を中心とする東アジア古代・中世文化史を専攻。清泉女子大学教授。著書に、『カレンダー世界史』(岩波書店)、監修と解説『漫画・中国の歴史』(集英社)、訳書『中国古代甲冑図鑑』(上海古籍出版社)など。

お申し込み方法

会場 清泉女子大学 2号館4階 240教室
対象 16歳以上で受講を希望される方
受講料 無料
定員 250名(抽選)
申込方法 往復はがきに「清泉女子大学土曜自由大学受講希望」と明記し、 住所・氏名(ふりがな)・年令・性別・電話番号をご記入の上、下記までお送りください。
〒140-8715 品川区広町2-1-36 
品川区文化スポーツ振興課 生涯学習係
申込期間 9月1日(水) ~ 9月17日(金)〈必着〉
お問合せ 03-5742-6837(直) 品川区文化スポーツ振興課 生涯学習係
03-3447-5551(代) 清泉女子大学 キリスト教文化研究所

*受講には、品川区教育委員会発行の受講証が必要です。受講を希望される方は、必ず申込み手続きをお取りくださいますようお願いいたします。
*お申し込みに際し、いただいた個人情報は、(1)出席簿の作成、(2)事務連絡、(3)統計資料作成を目的に使用させていただきます。